ネットで購入する

病室

両親の介護服を通販で購入することは頭を悩ませたことでした。

26歳、普通の女子です。私の実家は100年続く蕎麦屋でした。祖父から始まり、代々受け継がれていていて、身内がいうのもおかしい話かもしれませんが、地元では名の売れた店舗でした。しかし、今から5年前、父に突然襲った病が歴史を止めました。病名はくも膜下出血。次々と起こる合併症で、父は53歳の若さで社会に出ることを許されない体になりました。父と母でやりくりしていた店は、父が倒れた日を境に閉め、家族での介護生活を強いられることになりました。今まで介護経験がない私たちは誰に何を頼ればいいかさえも分からず、最初は試行錯誤の連続でした。さらに、追い打ちをかけるように始まった、叔母の痴ほう症。ダブル介護になり、母は精神的にも体力的にもつらい時期が続きました。少しずつですが、介護士の助けもあり、家族で乗り越え、落ち着いた頃に「介護される側が少しでも楽しくわくわくするような生活を続けるために」と提案されたものが、進化した介護服の薦めでした。

実際に望まれる、これからの動向は介護される本人が望む意見を聞くべきだと思います。

進化した介護服を薦められた私たちが向かった先はホームセンターや介護服を専門とした実店舗でした。ある程度の保険が適応されるものの、介護服は普通の服より価格が高い事で諦めることが多く、それが父にとってはストレスになってしまいました。しかし、最近、通販でも購入することが出来る事を知り、新しい生活がはじまっています。まだ介護服の通販知識も少なく、実店舗で出来る「触って選べる」ことが出来ないので、商品が届き中身を見て「あれ」と思うときもあります。しかし、父にとっては実店舗よりも通販の方が安く、商品が多いので、家族で選べること自分で選べる新鮮さが「楽しい」と言ってくれています。それでも通販の介護服はまだ認識度が低く、信頼度もあまりありません。少しでも介護される側の意見を聞いて、活かすことが、今後の課題となってくると思います。